A203 幸福になるための実践論として私が一番大切だと思うこと

・この記事は、シリーズ2「ほんとうの自分の発見」の三番目の記事です。

 🙂 幸福とは等身大の生き方をすること

・この記事の話は、幸福になるための実践論としては、とても、とても大切な話です。
個人的な印象としては、一番大切な話です

・結論を先に言います。
・人間が幸福になるポイントは、現実を直視する勇気です。

・なぜかというと、「幸福とは等身大の生き方をすること」だからです。
(仏教の言葉で言うと、中道の幸福です。)
・やさしい言葉で言うと、人との比較ではなく、自分らしい(自分の能力や環境にあった)生き方をするということです。

無理をしすぎる人、あきらめる人

・シリーズ1で、世の中には「無理をしすぎて苦しんでいる人」と、すぐにあきらめて「我慢をして苦しんでいる人」がいるという話をしました。
⇒A103「無理をしすぎるタイプ、あきらめるタイプ」

・自分の最善を尽くして、自分に合った幸福を実現している人は、きわめて少ないと思います。

・その理由は、
① 現実を見るのをいやがるからです
・前回の話で、「現実の方が神様の御心を反映している」という話をしました。
⇒A9B03「霊的認識力をあげる真理の勉強と反省の仕方」
・人間は、現実を見ないで、自分の見たいものをみるようにできています。

② 失敗を嫌がるからです
・これは、ひと事ではなく私自身のことです。
・私は、恐怖心が強い方です。
(参考 ⇒A409「恐怖心の克服法」
・大川隆法総裁先生は、東大出身者に対して「逃げる、言い訳をする、責任をとらない」ことを戒められることがよくあります。
・私もその典型です。
(参考『経営とは、実に厳しいもの』、『経営成功学』)

 成功する人の習慣

・しかし、大切なのは「失敗しない」ことではなく、「失敗のあとに適切な処理をする」ということなのです。
(「逃げない」ということです。)

・勉強ができるようになる子どもは、
「テストで間違ったところ」の復習をします。
・発展する企業は、
「クレーム対応」が的確です。
・悟りの王道は
「反省」です。
・健康生活を送るためには、
「病気の早期発見」が大切です。

 😐 現実を見たがらない私たちの姿

・ところが、ほとんどの人は、悪い結果(成績)を見たいと思いません。
というよりは、評価(テスト)自体をいやがります。
・クレームを恐れています。
 というよりは、評価(アンケート)自体をいやがります。
・進んで反省をしようと思いません。
 というよりは、反省をするなどということを考えもしません。
・健康診断をうけようとはしません。
というよりは、健康診断を恐がる人も少なくありません。

・このように、ほとんどの人は、
「現実を直視すること」をいやがっています。

・経営学者のピーター・ドラッカーは、『現代の経営』のなかで、
「一度も間違いをしたことのない者、それも大きな間違いをしたことのない者をトップレベルの地位に就かせてはならない。」と言っています。

 

 😐 現実を直視する勇気を持つ

・ですから、成功したければ、まず、
「自分は現実から逃げている」という事実を認めることです。
・そして、その事実を認めたならば、
 勇気を持って、現実と直面することです。
・それは、
 積極的に、試験や仕事にチャレンジすることです。
・それは、
 積極的に、人の批判やクレームを聞くことです。
・それは、
 積極的に、反省をすることです。

・しかし、勇気をもって、現実に直面していくと、心に痛かった失敗が少しづつ自分を鍛えてくれるよきものと感じられるようになってきます。
(歳をとるにつれて、辛いものや苦いものが好きになる感じと同じです。あるいは、疲れているときに酸っぱいものが心地よい感じと同じです。)

 😐 人生は「苦」である

・そもそも、仏教では、「人生は『苦』である」と説かれています。
・人生には、「生」「老」「病」「死」の四苦や、四苦に「求不得苦」「愛別離苦」「怨憎会苦」「五蘊盛苦」を加えた八苦があります。
・それは、避けることのできない道です。
・それは、神様から与えられた試練なのです。

・それを、修行の力、心の力で打ち勝っていくのが人生なのです。
・言い換えれば、
「『苦』に直面することこそ『人生修行の本道』である」と言えます。

 

<参考書籍>

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