「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)
・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。
(以下本編 第4章 1 「崩れゆく現代文明」)
[すり替わる真理]
・「私たちは、いつも慢心しているので、ふつうは自分の間違いに気がつきません*。」
*いつも慢心している:「釈尊は、今回のコロナパンデミックの原因について『世界八十億総天狗化』と説かれている」詳しくは参考資料41参照
・「私自身もそうですし、ほとんどの職員やリーダーは自分は真理を学んでいるから、自分の考えていることは正しい思っています。」
・「そう思わなければ活動できないものね」と、美代子が答える。
・「そう、だけど、実際は、真理を頭で知っていても、心で考えているときは、それがすりかわって執着になることが多いんです。みなさんは『与える愛』と『奪う愛』は逆のものと考えられているかもしれませんが、実際は、『与える愛』は、かんたんに『奪う愛』にすり替わってしまうのです。」
・「自分のことだとわかりにくいけど、人の話だとよくわかります。支部長が『伝道しましょう』という時に、いやな感じを受けることがよくあると思います。あれは、支部長が(世の中をよくしたいという)『与える愛』の思いではなく、(自分の支部の目標を達成したいという)『奪う愛』の思いで言っているからです。」
・「その話はよくわかる」と、畑中美佳が答えた。
・美佳は、学習会で唯一の若い三十代の女性である。純粋で情熱もあり、信者歴も長いが、朝川町にすんでいるために学習の機会が少ないことを残念に思っていた信者の一人である。今年になって、美代子から学習会の話を聞いて参加するようになった。
・「そう、だから、毎日反省が必要なんです。繰り返しますが、私たちは、ふつうは慢心しています。自分の考えが『正しい』と思っています。でも、たいていも場合、それは、神様の考え方と違っています。」
・「自分の考えが神様の考えと同じでないことはわかるけど、でも、神様の考えは、私たちにはわかりません。どうしたらいいんですか。」と、美佳が聞いてきた。
(11月24日)
「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)
・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練
・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界
・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則
3 コロナパンデミック狂騒曲
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