MS3105 「奇跡物語」230 無欲の大欲

「奇跡物語」

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

(以下本編 第1章1悟り)

[無欲の大欲]

・「神の御心にかなう奇跡を実現するには努力の習慣化が大切である」という話をしたが、もう一つ大切なことは、「念いを持つこと」と「執着を断つこと」の矛盾を解消することである。

・奇跡を実現するには「念うこと」が必要である。人間の心には力がある。「念いは実現する」のである。また、「正念は正精進を引っ張る」という教えもある。大きな志を持てば、努力をするエネルギーもわいてくる。理想を実現する第一歩は、その理想を心に描くことである。

・しかし、念いを強くしようと思えば、執着がでてくる。欲が強くなる。欲が強くなると心が曇り、心に光が入らなくなる。心に光が入らなければ奇跡を感じることはできなくなる。
・つまり、奇跡を実現しようとすれば欲が大きくなるし、奇跡を感じるには欲は小さくしなければならいのである。

・主は、この矛盾を解消するために「無欲の大欲」という教えを説かれている。

「無欲である」というのは、「人間は、大いなる宇宙の意志のなかを生きている。人間というものが非常に小さく見えるような、大いなる世界のなかに生きている」という意味において、自分を空しくする必要があるということです。これが「無欲」ということです。
 そして、「無欲でありながら、同時に大欲を持つ」というのは、どういういことかというと、「大いなる理想実現をしようとしている」ということです。
(『成功の法』)

・「無欲の大欲」を実践するのに大切なことは、「心の問題」と「仕事の問題」を分けることである。人間の幸福、執着を断つのことは100%「心(=反省)の問題」である。(詳しくは、あとの記事で話をする。)理想実現は「愛と仕事論(=知)」の問題である。四正道を実践することにより、「無欲の大欲」は実現できるのである。

(11月4日)

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)(公開済み)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

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