MSO345 「奇跡物語」外篇345 映画「宇宙の法」を考える⑤ 地上の意味、悪の意味

「奇跡物語」

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは、現代のダビデとなるべく「エロ―ヒムの本心」、『エロ―ヒムの降臨』、「今、メシアが語るべきこと、なすべきこと」に込められた主の御心を実現する道を探る。

 🙂  地上の意味、悪の意味

・映画のもう一つの問題点は、「エロ―ヒムの本心」では霊界が本来の世界であるのに、映画では「地上世界が実在の世界のように描かれている」といういことです。

「地上界」というのは、実際に人が殴り合えば、痛い世界ですよね。霊界では、殴り合っていても映像の世界であって、本当にそうではないことはありえるということだ。
(『エロ―ヒムの降臨』)

・「ほんとうの世界は霊界であり、地上人生は演劇のようなもの」ということです。みんな、それぞれの役で魂修行をしているだけです。あるいは、「地上は魂修行の学校。悪魔に動かされている人間は学校のいじめっ子のようなもの」と考えることもできます。
(ただし魂修行の効果がでるように地上界の方が「痛みが実感できるようになっている」ということだと思います。)

・「霊界を実在と思っている」か、「地上世界が実在と見える」かによって「悪」に対する見方は180度変わります。
・霊界を実在とする人間にとっては、悪は自分を鍛えるための家庭教師です。人生の問題集です。しかし、地上界が実在と見える人間にとっては「悪」はなくすべき存在です。
(地上界が実在に見えると、「悪」をなくすことが人生の目的になってしまうのです。そうすると「苦しみ」の原因を他人や環境のなかに見つけ出すことになり反省ができないのです。「苦しみ」を経験して人格を向上させたいとは、夢にも思わなくなります。)

・主は、「今、メシアが語るべきこと、なすべきこと」で、「悪と見えしものにも真実がある(フライデーのこと)」とか、「悪と戦っている人間が悪になることがある」とか、「悪の原因はチーフレベルの仕事かもしれない(悪の凡庸性)」と「(実現党やリバティーなど)この世的に悪をなくそうとする活動の方が主体となること」に対する警告を発しておられると思います。(幸福の科学は宗教であり、信仰と伝道が活動の主体です。)
(主は、悪に対する『この世の裁き』というものを認めていますが、暴力革命に関しては明らかに否定しています。)

(10月22日)

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)(公開済み)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
をご覧ください。