MSO346 「奇跡物語」外篇346 映画「宇宙の法」を考える⑥ 映画の中にある矛盾

「奇跡物語」

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは、現代のダビデとなるべく「エロ―ヒムの本心」、『エロ―ヒムの降臨』、「今、メシアが語るべきこと、なすべきこと」に込められた主の御心を実現する道を探る。

 🙂  映画のなかにある矛盾

・映画「宇宙の法」の難しさは矛盾する世界を描かなくてはいけないところにあります。大きな矛盾点は次の二つです。

① この世の幸福とあの世の幸福

・人間のほんらいの幸福は、霊的な(あの世の)幸福です。しかし、映画の観客の目的は(場合によっては、制作サイドの人間の目的も)この世的な幸福です。
「この世の幸福」と「あの世の幸福」はふつうは矛盾するものでどちらか一方に傾いてしまいます。(聖書では、富者が天国に行くことの難しさが説かれている。)
・この矛盾を解決するために、今、主が御降臨されていますが、映画のレベルでこれを描くことは非常に難しいと思われます。

② 「自己犠牲的精神」と「正義の実現」

・この矛盾が出ているのが、映画の二つのテーマである「自己犠牲の精神」と「正義の実現」です。
・「自己犠牲の精神」を主題にすれば、美しく感動的なテーマで描けるかもしれませんが、この世の不幸を描くことになると思います。
・「正義が勝つ」をテーマにすれば、どうしても「この地上で強いことがよいこと」というレプタリアン的な価値観を描くことになります。
(「この世で成功するために信仰心が必要」という考え方は、観ている方には、「信仰心(という自分たちの考え)の押し付け」に映ります。)

(10月23日)

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)(公開済み)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
をご覧ください。