MS1223 「奇跡物語」58 生きているだけで幸福

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第2章 3 「絶対幸福の世界」へ)

[生きているだけで幸福] 1月27日(月)

「人間は生きているだけで最高の幸福を味わえるんです」と、さとるは絶対幸福の境地の話しを始めた。

・今日は、朝川町の1月の学習会の開催日である。
・さとるは、メンバーの「心の幸福」を確立するために、「絶対信仰・絶対幸福」を学習会のテーマに選んだ。さとるの話は続く。

・「『戦争と平和』でトルストイが言いたかったことの一つは、『私たちは生きているだけで幸福なんだ』」ということだと思います。なぜかと言うと、私たちの心のなかには神様がいらっしゃるからです。」
・「主人公のピエールは、捕虜生活で、極限ともいえる厳しい生活を送りました。死刑の恐怖、マイナス20度の寒さ、食べるものが十分にない飢えの苦しさなどを味わいました。しかし、そんな生活のなかでも幸福に暮らしているプラトンという捕虜に出会い、『幸福は環境にあるのはなく、心のなかにある』ということを知ったのです。そして、極限の状態を脱したピエールには至福の時がまっていたのです。」

・「戦争と平和」には、こう書かれています。

もう誰もあすの自分を追い立てる者はない、だれも自分の温かい寝床を奪いはしない、午後の茶や夜食は間違いなく自分を待っているのだ、・・・
喜ばしい自由の感じ、人間固有な奪うことのできない完全な自由の感じ、モスクワ出発後はじめての休憩の時に経験した自由の意識が、健康の回復につれて彼の心にしみてきた。彼はいっさいの外部の状況に支配されないこの内面の自由が、今はさらに外面の自由を加えて、ありあまるほどのぜいたくにみちみちているのに驚いた。

・「ピエールは『生きていることが幸福』という境地を得たのです。」

(10月12日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

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⇒GMS02「『奇跡物語』記事一覧」をご覧ください。

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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