MS1411 「奇跡物語」96 秘術が教えてくれる使命 

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第4章 2 「新しい経済を考える」)

[秘術が教えてくれる使命]

・さとるにとって、「小説を書く」というアイデアは、少し前からあたためていたアイデアである。

・話は、さとるが「戦争と平和」に熱中をしていた1月のころに戻る。
・「戦争と平和」の主人公のピエールは、フリーメ―ソンに伝わる秘術の研究をして自分の使命を確認しようとした。ピエールは、そこで、「ナポレオンは悪なる存在であり、自分がその悪と戦う存在である」と確認をして「ナポレオンの暗殺に向かう」のである。
・その場面を読んで、<トルストイも秘術の研究をしていたんだ>と考えたさとるは、トルストイが使ったと思われる秘法と同じ種類の秘術の本*に書かれている自分の人生の目的と使命を思い出した。
(偶然かどうかわからないが、さとるは、その本をもっていたのである。)

*秘術の本:だれにでも手にいれることができる本であるが、ここで具体名を紹介しないのは、「黙示録」と同じように、読む人の能力がないとほんとうの意味がつかめないからである。(確認しておくと、さとるは、フリーメーソンの秘法と『太陽の法』の源は近いところにある」と考えている。)

・<確か、そこで、書かれていた自分の人生の目的のヒントは、「霊的素質と表現力、感性に特徴がある」であった。>
・さとるは、この秘法を書いていた著者には一定の信頼を寄せていたが、自分のことを“知的な人間”だと思っていたので、この本に書かれている“人生の目的と使命”については深く探究をしていなかった。そこで、改めて本を読んでみた。すると、自分と同じ傾向性を持つ人間として、司馬遼太郎、吉川英治、ダン・ブラウン*などの名前がでてきた。

*ダン・ブラウン:「ダ・ヴィンチ・コード」「ロスト・シンボル」の作者

・<自分には作家としての使命があるのか>と、さとるは思いなおした。そう言われれば、思い当たることはいくつかある。さとるは、若いころから、「ものを書いて暮らしたい」という“うずき”のようなものがあった。幸福の科学を退職してから、毎日、司馬遼太郎の小説、三国志などの中国の歴史小説、「ローマ人物語」などの歴史ものを読んでいる。そして、プログを毎日書くことを行としている。昨年の幸福の科学の映画「世界から希望が消えたなら」の主人公・御親真の職業は作家である。主は、最近の法シリーズで、創作活動をする人間に対する教えをたくさん説かれている。
・あわせて考えれば、さとるにとって、「毎日、ブログで真理を伝える歴史的な小説を書く」ということは自然な流れのようなきがしてきた。

・ただし、秘法や奇跡というのは、あくまでも手段であって本質ではない*。秘法の結果をうのみにするのは危険である。

*秘法や奇跡は手段であって本質ではない:参考資料44「奇跡は、求めるべきものか」参照

・事実「戦争と平和」でも、ピエールのナポレオン暗殺計画は失敗し、ピエールはロシア軍につかまって捕虜になってしまう。トルストイが「戦争と平和」で出した結論は、「フリーメ―ソンの秘法よりも心のなかの神の方が偉大である」ということである。

(12月2日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則
3 コロナパンデミック狂騒曲

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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