MS5113「奇跡物語」647 「主の考える正しさ」と「弟子の考える正しさ」の違い

第五篇 『地獄の法』篇(危機の時代のサバイバル)

主が御帰天され、第七文明は終焉の時をむかえる。地上は地獄の時代に入るが、これは第八文明を創造するための「生みの苦しみ」でもある。
さとるたちは、危機の時代をサバイバルし、第八文明の礎を築くために「エル・カンターレ信仰を立てる」ための学習会と組織づくりをはじめる。

(以下本編 1 主の御帰天を考える)

[「主の考える正しさ」と「弟子の考える正しさ」の違い]

・『現代の武士道』を読んでいて、「主の考える正しさ」と「弟子の考える正しさ」の違いを感じましたので紹介したいと思います。
・考えるきっかけとなった箇所は、『現代の武士道』の第1章の初めに出てくるリンカンの話しです。その内容を簡潔に言うと「南北戦争は『財産権を侵害されたという正義の怒り』と、『人類普遍の精神』との戦いであり、どちらが一方が善と断言できないものである、リンカンは普遍の精神を優先して生死をかけた戦いに打って出た」ということです。

・私たちの感覚では、奴隷解放に向かリンカンは正義の味方で、奴隷制を敷いている南部の人々は悪人のように感じますが、「事実は違っている」ということです。(この辺はフライデー事件などにも同じようなことが言えると思います。)実際に、私の聞いたところでは、「南部の奴隷は、古代ローマの奴隷のようにファミリーの一員として生活している人が多かった」ということです。(ローマ市民にとっては、奴隷は貴重な財産であるとともに、人格のある存在でもありました。自分に尽くしてくれた奴隷の解放には積極的で、わざわざ奴隷解放税を払ってまで、奴隷解放の後押しをしていたローマ人は少なくなかったようです。)つまり、「当時のアメリカ南部の奴隷の存在はある程度正当性のあるものであった」が、「奴隷制の思想が全世界に広がった時には悪になる」ということです。

・これを実践論的に翻訳すると、「優秀な人々がいる小さな組織では、みんなの意見を反映する自由主義がいいが、ある程度の大きさになったら秩序重視の管理の方が適している、そして、巨大な組織をマネジメントするには、自由主義による競争原理が働かないとだめだ」ということになると思います。つまり時空間の大きさによって「正しさ」とは何かが変わってくるということです。
・弟子は、ともすると、自分の考える小さな組織の自由を、主の考える「自由の創設」と同じものだと考えがちですが。これは、「考え方が360度転換されているので、たまたま同じになっているだけ」ということです。この愚かさを解消する方法が、主の教えを素直に信じるという「純粋な信仰」と考えられます。

(5月17日)

「奇跡物語」第1章 1 主の御帰天を考える

⇒[主の御帰天を考える]
⇒[今、起きていることの正見を考える]
⇒[伝道力の不足が世界危機の原因である]
⇒[自我と認識力の不足の問題]
⇒[仏教の教え―主の御帰天の意味を考える]
⇒[仏の使命、弟子の使命]
⇒[至高神信仰と弟子の一神教信仰]
⇒[主の御帰天は至高神信仰確立のチャンス]
⇒[要するに、こういうこと - 主の御帰天の意味:至高神信仰と一神教信仰の違い]
⇒[なぜ、私たちの真理の解釈は曲がるのか]
⇒[「純粋な信仰」を持つために]
⇒[主の使命と仏教の信仰、弟子の姿勢]
⇒[「主の考える正しさ」と「弟子の考える正しさ」の違い]
⇒[次元構造を魂で理解する]
⇒[無我の世界]
⇒[生命の大樹やパラレルワールドについて]
⇒[霊界構造の観点から今回の妖怪の問題を説明すると]
⇒[「〇〇が悪い」ではなく、「何が正しい」かである]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

さとるの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第二篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
さとるたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

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⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
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