MS5221「奇跡物語」699 どうしたら神様に出会えるのか

第五篇 『地獄の法』篇(危機の時代のサバイバル)

主が御帰天され、第七文明は終焉の時をむかえる。地上は地獄の時代に入るが、これは第八文明を創造するための「生みの苦しみ」でもある。
さとるたちは、危機の時代をサバイバルし、第八文明の礎を築くために「エル・カンターレ信仰を立てる」ための学習会と組織づくりをはじめる。

(以下本編 2 絶対幸福、サバイバル、奇跡の実現を考える)

[どうしたら神様に出会えるのか]

2 絶対幸福を考える

➀ どうしたら神様に出会えるのか
・絶対幸福とは「何があっても信仰さえあれば幸福」という境地です。神様の側から考えれば、『信仰さえあれば何があっても幸福である』ことを教えるために『苦』という宿題を人類に与えている」ということになります。そのことを教えてくれる話を紹介します。この話は、スティーブン・コビィー(『七つの習慣』の著者です)の『偉大なる挑戦』という本に出ている話です。

・話の主人公はサラ・ブラナックというアメリカのジャーナリストです。
・サラは、レストランで食事をしているときに頭の上から天上の大きなパネルが落ちてきて、1年以上たっても治らないような重症患者となりました。
・事故後の数か月は、すべての感覚が異常になっていました。
・視覚がぼやけ、模様をみると平衡感覚がおかしくなり、音を聞いてもめまいがし、話もできず、動こうとすれば激痛がはしり、臭いをかくごとも、ものを味わうこともできませんでした。
・サラは数か月の間、子供や夫から離れ、何一つ自分ですることもできずに絶望のなかで生きていたのです。
・そこで、サラは神様と出会います。
・サラは、次のように言っています。

しかし次第に、私たちが逆境にうちのめされるとき、神様はもらい泣きをしてくれると私は心から信じるようになっていった。つまり、神様は私たちをそれほどまでに愛してくださるのであり、我々の想像もつかない方法で癒してくれるのだ、と。
 動けなかった期間は私にとって、神というものについて真剣に考える絶好の機会となった。いろいろ気づかされた中で特に重要だと思ったのは、神の力は人間が予想もしない場面に現れるということだった。モーゼは自分の神を、燃える藪の中に見出した。そして、私は自家製のスパゲッティソースの入ったポットの上に見つけた。事故から数か月が過ぎたころ、私が初めてはっきりと臭いを嗅げたのがスパゲッティソースだったのだ。
 ある友人がくれた心温まる贈り物がコンロの上で沸き立ち、その香りが私の寝室にまでふんわりと漂ってきたとき、私は自分の鼻を疑った。ニンニク、玉ねぎ、トマト、ペッパー、オルガノの不思議な、それでいて懐かしい香りに、えも言われれぬ幸福感を覚え、その香りを追うようにして階段を降り、キッチンへ入って行った。嬉しさの余り、気が狂わんばかりだった。自分の家の中にいながら、神聖な地面に立っているように感じた。私はありきたりのものの中に聖なる奇跡を発見したのだ。その瞬間から、自分の人生はまるで変わるような気がした。
 その後の数週間は、私の幼い娘との驚きの感覚をって人生を再発見する幸せな期間となった。臭覚の次に味覚が戻り、そして聴覚と視覚、さらに触覚と続いた。感覚を一つひとつ回復するたび無上の喜びを感じ、涙がどっとあふれだすことさえあった。
 私たちは不幸な目に遭わないと、自分がどれだけ恵まれているか気づかないのだ。もうそんなことはしない。そのことを二度と忘れまいと、私は心に誓った。
・サラは『苦』を経験することにより「与えられているもの」を発見しました。ここに人生の真実があります。

・人間は「苦しみ」のなかで、神様に出会います。仏教はそのことを教えてくれます。文明崩壊の危機は、人類が神様に目覚めるための機会です。

(7月17日)

「奇跡物語」第2章 2 絶対幸福、サバイバル、奇跡の実現を考える

⇒[絶対幸福、サバイバル、奇跡の実現を考える]
⇒[エル・カンターレ信仰とは]
⇒[主の使命、弟子の使命]
⇒[絶対信仰]
⇒[エル・カンターレ信仰を立てる]
⇒[仏陀からヘルメスへ]
⇒[神様の一部となる]
⇒[絶対幸福への道]
⇒[どうしたら神様に出会えるのか]
⇒[絶対幸福を感じる光の言葉]
⇒[絶対幸福と絶対信仰]
⇒[普遍の真理の学び]
⇒[反省の方法]
⇒[天動説の自分に気づく]
⇒[四正道による奇跡の実現]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

さとるの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第二篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
さとるたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
⇒GMS08「『奇跡物語』第五篇記事一覧」
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